2019年1月11日金曜日

SAP BCMのOverview

1.BCMとは
BCMは銀行通信管理 Bank Communication Managementの略所でござい、FSCMの一部でございます。

SAP銀行通信管理は複数の銀行通信インタフェースの管理に使用され、これにより取引銀行への接続、取引の支払ライフサイクル全体の追跡、およびストレート スルー 処理率と内部コンプライアンスの改善を行うことができます。 [銀行通信管理] では、バッチの登録と承認、支払ステータスモニタ、および銀行 ステートメント モニタの管理も行います。

2.統合
SAP 銀行通信管理 アプリケーションは、 SAP FSCM ソリューションの一部 です 。このアプリケーションにより、 ERP Financials の支払処理と 支払媒体ワークベンチ(PMW) との密接な統合が可能になります。 [ 銀行通信管理] は、 SAP Integration Package for SWIFT (PI)と連動して使用することができます。この連動により、 SWIFTNet を経由した銀行通信用の単一インタフェースが使用可能になります 。

通常BCMはPMWを基に構築しますため、FI-BLの知識も必要です。

3.機能
SAP 銀行通信管理 には、以下の機能が搭載されています:
合算支払
支払承認
支払ステータスモニタ
銀行ステートメントモニタ
受信ステータスメッセージ照会
クロス支払用支払媒体の予約
取り立て支払のステータス
アラート定義

つまり BCMで数万件までの支払を一つ支払ファイルに合計することができます。BCMのWORKFLOWで支払ファイルを生成する前に、各階層のユーザさんは支払の中身を確認して、承認・却下することができます。SWIFTネットワークを使って、SAP PIはBCMで作成した支払ファイルを銀行に送り、銀行の処理結果をSAPに更新できます。



SWIFT NETを利用するプロセス:

SWIFT NETを利用しないプロセス:

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

I'm using SAP, but I'm thinking of introducing BCM. Are FSCM and BCM different products?